![シミイメージ画像](img/stain_01.jpg)
一言にシミと言っても、原因や組織学的な違いから様々な種類がございます。
また、シミだと思っていたものが、実はイボ、ホクロ、あざであったということもしばしば。その様な違いによって、具体的な治療方法が変わってまいりますので、一度診察させていただき、適切な治療をご案内いたします。
主なシミの種類
- 老人性色素斑
- 肝斑
- 雀卵斑
- 炎症後色素沈着
- 後天性真皮メラノーシス(ADM)
治療について
当院では、①レーザー治療などの施術②内服薬、サプリメント③スキンケアを組み合わせ、シミの性状、患者様のライフスタイルなどに合わせた治療を行っております。
レーザー治療
当院ではイタリアのQuanta社製のピコレーザー、【Discovery PICO PLUS】にて治療を行います。
【Discovery PICO PLUS】は3波長のレーザー(532nm、694nm、1064nm)が搭載されており、なおかつ、3種類の照射方法(スポット、トーニング(空中照射)、フラクショナル)が可能で、波長と照射方法の組み合わせで、様々なお悩みに対応にできるメニューをご案内できます。
その中で、シミ治療については、
- スポットレーザー
- 主に老人性色素斑、ADM
- ピコトーニング
- 主に肝斑
- ルビーフラクショナル
- 主に老人性色素斑、そばかす
上記メニューを用いて治療に当たります。
シミの種類や、性状、患者様のお肌質、またライフスタイルなど総合的にみさせていただき、お勧めさせていただきます。
スポットレーザー
主に老人性色素斑、雀卵斑、ADMなどに適応があります。
以下の方にお勧めです。
- 治療したいシミがピンポイントである方
- 照射後テープを貼ることが負担にならない方
- 少ない回数でシミを治療したい方
- ADM治療をご希望の方
【Discovery PICO PLUS】に搭載されているレーザーのうち、よりシミの色素に反応しやすい2種類のレーザー(532nm、694nm)を使用します。
どちらのレーザーが適しているかを、シミの性状を見させていただき、選択します。
実際の施術
- 照射部位を冷やします。
- ご希望のシミにピンポイントにスポット照射します。照射時に痛みはゴムで弾かれるような痛みです。
- 軟膏をお塗してテープを貼り終了。
施術後
茶色の紙テープを約2週間、貼っていただきます。テープの上から軟膏や日焼け止めを塗っていただきます。
スポットレーザー治療のリスク・注意点
- 術中痛みによる不快感。
- 施術後にレーザー照射部位に一致して色素沈着を起こす場合がありますが、正しくケアしていただければ、次第に改善していきます。
- 皮膚の状態によって熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着、水ぶくれなどが起こり得る可能性があります。
ピコトーニング
主に肝斑、色素沈着に適応があります。
以下の方にお勧めです。
- 肝斑の治療をしたい方
- 色素沈着の改善などお顔のトーンアップをされたい方
Discovery PICO PLUSに搭載されているレーザーのうち1064 nmのレーザーを使用します。微弱な出力のレーザーをお顔全体に空中照射することにより、治療します。
実際の施術
- お顔全体にレーザーを照射していきます。照射中の痛みは、お肌が軽くゴムで弾かれるようなぱちぱちとするような痛みですが、強い痛みではありません。
- お冷やし、スキンケアでお仕上げをして終了。
ピコトーニング治療のリスク・注意点
- 施術中の痛みについては、多くの方が負担少なく受けていただける程度の痛みです。施術後の赤み、腫れについて2~3日、多くは半日〜1日程度で収まります。
出現する赤みの多くは淡い赤みであることがほとんどです。 - 毛嚢炎(ニキビの様な症状)が出る可能性がありますが、多くは局所的でニキビの治療により改善します。
- 稀に、皮膚の状態によって熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着、水ぶくれなどが起こり得る可能性があります。
ルビーフラクショナル
主に老人性色素斑、雀卵斑、ADMに適応があります。
以下の方にお勧めです。
- シミの数が多い方。
- 照射後テープを貼るのが負担な方(テープ貼付不要!)
- ADMの治療をご希望の方
Discovery PICO PLUSに搭載されているレーザーのうちシミの色素に反応しやすい694 nmのレーザーを使用し、顔全体にフラクショナル照射していきます。3回~5回程繰り返し施術を受けていただくことでシミを薄くしていきます。施術ごとにお顔にある可能な限りのシミ全部にレーザーを照射していくので、お顔のシミの数が多い方に特におすすめです。
実際の施術
- お顔全体にレーザーを照射していきます。照射中はお肌がゴムで弾かれるような痛み、火照り感を感じることがありますが、適宜お冷やしをしながら進めてまいります。お冷やしをすることで負担が少なく進められることが多いです。
- お顔全体をお冷やし、軟膏をお塗りし終了。
施術後
施術直後は赤みが出ますが、ほとんどの場合半日〜1日で収まります。
テープ貼付などは必要ありません。
ルビーフラクショナル治療のリスク・注意点
- 施術後、シミの照射部位に極小のかさぶたが付着することで一時的にシミが濃くなったように見えることがありますが、経過とともに改善します。
- 術中の痛みによる不快感は適宜お冷やししながら進めることで負担少なく進められることが多いです。
- 術後の赤み、腫れ、毛嚢炎(ニキビの様な症状)、皮むけが出る可能性があります。
- 皮膚の状態によって熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着、水ぶくれなどが起こり得る可能性があります。
内服薬
当院では下記の内服薬をご用意しております。
- ビタミンC:シナール錠
- トラネキサム酸:トランサミン錠
- ビタミンE:ユベラ錠
- L-システイン:ハイチオール錠
サプリメント
- Wakasapri for Pro. VITAMIN C+D
スキンケア商品
当院では下記の商品をご用意しております。
- PlusRESTORE(プラスリストア)
- Puremer(ピュアメル)
- CLIGRAM(カリグラム)
- Revinsion skin care(リビジョンスキンケア)