ニキビ・ニキビ跡の
治療について

ニキビ・ニキビ跡のイメージ画像

当院では、ニキビの予防から、ニキビ治療、ニキビ痕治療と一貫して治療をご案内しております。
①スキンケア②保険治療③自費治療(美容治療)の中から、患者様に寄り添った治療をご提案させていただきます。是非ご相談ください。

ニキビ治療について

保険治療(外用薬・内服薬)

まずは保険治療の外用薬や内服薬にて治療を開始することが多いです。
多くの場合、保険治療でコントロールできることが多いのですが、症状の出やすい方は症状が落ち着いたあとも予防の観点から定期的にお薬を使用していただく必要があったり、スキンケアや生活習慣等など工夫していただくことが大切です。
当院では、お薬の処方はもちろんの事、お肌の状態や症状に合わせ様々なご提案をさせていただければと思います。お気軽にご相談ください。

自費治療について

当院では保険のニキビ治療薬や自費の美容施術の対応もしております。
重症度の高い方、保険治療でなかなか改善の見込めない方、すぐに再発してしまう方などは自費治療も治療の選択肢に考えていただくと良いと思います。

  • アゼライン酸外用薬:AZA
  • トレチノイン外用薬
  • イソトレチノイン製剤
  • ケミカルピーリング

ニキビ痕治療について

ニキビ痕の治療については保険治療で大きく効果が見込めるものが乏しく、下記の施術メニューをご用意しております。

ピコフラクショナル(ハード)

当院ではイタリアのQuanta社製のピコレーザー、【Discovery PICO PLUS】にて治療を行います。【Discovery PICO PLUS】のフラクショナルレーザーはニキビ痕の治療に必要な、非蒸散型、蒸散型、どちらの効果も期待できるレーザーで、患者様のニキビ痕の程度に合わせて効果を組み合わせ、カスタマイズさせていただきます。
また、【Discovery PICO PLUS】ピコレーザーの中でも非常に強いパワーで照射が可能ですので、積極的治療をされたい方にもおすすめです。

実際の施術
  1. 麻酔クリームを塗布し20分ほど置かせていただきます
  2. 麻酔クリームをふき取り、レーザーを照射してきます。照射中はお肌がヒリヒリするような痛み、火照り感を感じることがありますが、適宜お冷やしをしながら進めてまいります。お冷やしをすることで可能な限りお痛みを抑えていきます。
  3. お顔全体をお冷やし、軟膏をお塗りし終了。
ピコフラクショナル(ハード)の注意点・リスク
  • 照射後は赤みが見られ、5日以内に落ち着くことが多いですが、レーザーの強さやお肌の状態、体質によって照射後10日程度赤みが続く場合があります。
  • 術中の痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、毛嚢炎(ニキビの様な症状)が出る可能性があります。
  • 皮膚の状態によって熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着、水ぶくれなどが起こり得る可能性があります。
  • まれにレーザーが強く反応しやけどの症状を起こしたり、照射後一時的に色素沈着を起こしたりすることがありますが、これらの症状は通常数か月で改善することが多いです。症状が長く続く場合は医師にご相談ください。
  • 肝斑がある方、疑わしい方は悪化するリスクがあります。その場合、トラネキサム酸の内服をお勧めしています。症状により、フラクショナルレーザー照射を避ける場合もがあります。
  • 痛みを伴う治療なので麻酔のクリームを使用します。

サブシジョン

ニキビ痕の凹みの原因となっている、皮膚の下の硬い線維を局所麻酔下で鋭針や鈍針(カニューレ)などを使いほぐしていく治療です。特に、ローリング型、ボックス型と呼ばれるようなニキビ痕に有効でピコフラクショナルなどと組み合わせて行うことでより効果的です。1か月に1回行い、3回目くらいから効果を感じることが多いです。

実際の施術
  1. 麻酔クリームを塗布し20分ほど置きます。
  2. 麻酔クリームをふき取り、施術部位に局所麻酔をしてきます。
  3. 鋭針や鈍針(カニューレ)などを使い、皮膚の下の硬い線維をほぐしていきます。
  4. 止血を確認し、ガーゼをあてて終了。

★1~3か月後に1回、数回繰り返し施術を受けられることをお勧めしています。効果は3回目くらいからみられることが多いです。

サブシジョン治療のリスク・注意点
  • 治療後、麻酔が切れてくると痛みを感じることがありますが、多くは自然経過で軽快していきます。
  • 治療後に色素沈着を起こす事がありますが、通常数か月で軽快していきます。
  • 麻酔の痛みや不快感、術後の内出血、痒み、血種、ニキビ痕の増悪、神経損傷による感覚障害、運動障害、等が出る可能性があります。

TCAクロス

凹みを伴うニキビ痕の中でも、アイスピック型(針穴のような狭く、深いニキビ痕)と呼ばれるニキビ痕に適応です。
高濃度TCAクロス(トリクロロ酢酸)を塗布することで、ニキビ痕の皮膚と化学反応を起こし、その刺激によりコラーゲンの生成を促すことで、凹みを浅くしていく治療です。1か月に1回行い、3回目くらいから効果を感じることが多いです。

実際の施術

ニキビの凹みに薬剤を塗布します。(施術直後に薬剤塗布部位が白くなります)

TCAクロス治療のリスク・注意点
  • 治療直後に出現する白色の変化後に、周囲に赤みが出現します。赤みは2~3時間でなくなります。その後かさぶたが出来1週間ほどでなくなります。
  • TCAクロスの薬剤を塗布した直後からピリピリした痛みが1時間ほど続きます。
  • 3日目くらいから暗赤色の色素沈着が出現し、2週間~3か月程続きます。
  • 多くの方が赤みや色素沈着が生じる可能性がありますが、時間の経過とともに軽快していきます。